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5.生と死の境界線

12

2010.01.19  *Edit 

 王家と親戚関係を結びたいユーゴが、フィリップからの申し入れを軽々しく口にするとは考えにくい。フィリップが王にジェニーの身請け許可を願い出るにはまだ早すぎるが、故郷へ発つ前に、彼は王にそれらしいことをにおわせたのだろうか?
 フィリップの笑顔が、ユーゴの上気した顔が、ジェニーの脳裏に浮かんで、消える。たぶん、その時間は一秒にも満たなかったが、ジェニーを見ていた王の笑みは弱まった。
「フィリップ様がもう、何か……話したの?」
 一度は衰えた王の笑みが復活し、彼は首を横に振った。
「いや、フィリップからは何も聞いてはおらぬ。ここへ二度来たことは知っておるが――あの男はおまえに好意的だ、王城の宴にも姿を見せぬおまえの様子が気に掛かったのだろう」
 久方ぶりにおまえの娘の顔も見たかったのだ、と王は言う。
「ええ、そう言ってた」ジェニーは王を見上げ、安堵の息をついた。「でも、誤解しないでほしいんだけど、私とフィリップ様の間にやましいことは何もないわ。フィリップ様は私の恩人で、カミーユにも本当によくしてくれたの。私は、今も感謝してる」
 ジェニーが力説すると、王は目を細めて笑った。今夜の彼は、よく笑う。
「知っておる。フィリップもおまえが心配なだけであろう」
「じゃあ、どうしてフィリップ様のところに行けって言ったの?」
「俺は命令してはおらぬ」
「あなたが言うと命令になるのよ」
 ジェニーが毛布の間から抜け出そうとしても、今回は王に止められなかった。王は膝頭に顎を乗せ、ジェニーが寝台に手をついて起き上がる様を眺めている。彼の体躯も顔の造りもどこからどう見ても男性なのに、金色の睫毛の下にある瞳はどこか妖艶で女性的だ。ジェニーは、彼の視線に魅入る。
 ジェニーが王の隣に起き上がると、彼が顔を上げて、膝を崩した。
「命令ではない、提案したまでだ。察するに、フィリップはおまえを引き取るようなことを言うたのではないか? ここの者どもが俺を見る様子がおかしかった。おまえも、フィリップの城の暖房について何やら寝言で言うておった」
 ジェニーが鼻白むのを見て王は微笑み、再び、膝を立てる。
「フィリップは温厚で誠実な男だ。あの男はやや面白みに欠けるが、夫となればおまえを守ってくれるだろう。――俺が命ずれば、おまえはそれに従うか?」
 王の何気ない口調で発せられた言葉が、ジェニーの耳の奥に突き刺さる。数時間前には、ジェニーに会いたかったとつむいだ同じ唇が、フィリップを夫にしろ、とジェニーに言う。
 ジェニーを心配して傍らに付き添っていたはずの彼の、あまりに酷な仕打ちだ。闘技場で王の言葉を聞いた際に受けた衝撃が、ジェニーに鮮烈によみがえる。
「……嫌よ」
 ジェニーの返事を耳にしても、王の視線は揺らがなかった。その真剣な光を受け止め、弾き返すのに、ジェニーは、残り少ない勇気をかき集めなければならなかった。
「私はフィリップ様のもとには行かないわ。私はあなたが好きで……フィリップ様はいい人だけど、愛してもない人と結婚はできない」
「愛情は必ずしも結婚に必要ではない」
「嫌よ、私はそんな結婚はしない! ゴーティス王、もしあなたが私に飽きて、やっかい払いしたいんだったら、こんなまわりくどいことをする必要はないわ。あなたは王なんだから、出て行けの一言で済むのよ。私の気持ちがどうであろうと、私はそれに従うしかないんだから!」
「ここを出てどうするというのだ。おまえが信頼でき、おまえを受け入れようという男がおるのだぞ? それも、王家の一員であるフィリップの家となれば、おまえは、一生遊んで暮らせる」
「私はそんなもの欲しくない……!」
 ジェニーは王の手を振り切った。
「ここを出た私がどこに行ってどう生きるかなんて、私が決めることよ! 城から放り出した女の行く末なんて、今まで気に掛けたことなんかないでしょう!」
「俺はおまえをやっかい払いするのではない!」
「じゃあどうして! 私はあなたと一緒にいたいだけなのに、どうしてそんな酷いことが言えるのよ!」
 ジェニーに怒鳴り返そうとした王が、口をつぐんだ。それを見ると、ジェニーは、自分がたまらなく惨めに思えた。誤解させて悪かったと彼に抱き締められてから、たった半日も経っていない。自分を哀れに思って涙するのは大嫌いなのに、今泣かなければ、ジェニーは自分がもっと惨めになるような気がした。

 王が躊躇いがちに伸ばした手を逃れ、ジェニーは、悲しさに負けて溢れ出した涙を無造作に拭う。
「優しくなんかしなくていい」
「俺は優しくはない」
 だが、王の視線はジェニーを気遣うように見守っている。
 必死に涙を堪え、ジェニーは王を見返した。
「なぜ、来たの? どうして今までここに居てくれたの?」
 一瞬の躊躇いのあと、王が言った。「おまえの顔が見たかった。おまえが、心配だった」
「……矛盾してる」
 いっそのこと、彼がずっと訪ねて来なければよかったのだ。彼との再会を果たせないうちにフィリップとの結婚を命令されれば、ジェニーはもっとすんなり王をあきらめただろう。
 冷たい涙が頬を滑り落ち、ジェニーは手の甲でそれを拭う。
「フィリップは、おまえを泣かせはせぬだろう」
 穏やかなフィリップが、ジェニーを悲しませ、泣かせることはないだろう。そしてその一方で、フィリップといて、ジェニーが感動のあまりに涙することもないだろう。
 王は解っていない。たとえフィリップに彼と同じことを言われようと、ジェニーは傷ついて泣きはしない。王だからこそ、ジェニーは気持ちを解ってもらいたくて、涙を流すのだ。
 何もなくとも、何もしゃべらずとも、王が隣にいるだけで幸せだと感じられる。王の瞳と同じ瞬きを星空に見つけては胸を躍らせ、会えるときを待ち焦がれ、幸せな気分のままに眠りにつく。彼の存在を日常に抱き締めると、ジェニーの毎日は予想外の感動に彩られる。そんなかけがえのない日常を、ジェニーはフィリップのもとで味わえるとは思えない。
「あの男はおまえを守ってくれよう」
 ジェニーは思わず失笑した。
「私は誰かに守られなきゃならないほど弱いの? もう、一人の人間をこの手で殺してるのに」
 ジェニーが両手の手のひらを広げると、王の手がそれを覆った。
「あれが最初で最後の経験だ。……すまぬことをした。あのとき、俺はおまえが一人でも必ず切り抜けると信じておったが――それは今も変わらぬが、あんな場面に出くわすのは、俺は二度と御免だ。おまえはか弱くはないが普通の女だ。あんな危機とは、無縁の人生であっていい」
 王は普段より饒舌だ。そして、その一語一句に痛々しい思いやりが込められている。
「ゴーティス王、私の身が……心配なの……?」
 半信半疑ながら王に問うと、彼の瞳の中を不安そうな揺らぎがすり抜けた。ジェニーは確信した。
「ゴーティス王、私は平気よ。今回のことは衝撃的だったし、怖かったけど、こんなことは一生のうちに何回も起こることじゃないもの」
「おまえのこれまでのような人生であればな」王が眼光を強め、嘲笑をにじませる。
「今回の暗殺犯は、最初からおまえを標的にしておった可能性もある。おまえが俺にとって何であるか、よう知った上での犯行だ。今回はうまく難を逃れたが、この先、おまえはまた――何度も、命を狙われるやもしれぬ。そのたび、おまえは相手を斬り殺すのか? 幸運はそう何度も続きはせぬ」
 ジェニーは、無意識に入っていた肩の力が抜けていくのを感じた。
「まさか……だから、フィリップ様のところに行けって言ったの? その方が安全だから?」
 王は、頷きはしなかったが、事も無げに言った。「俺のもとよりは、おまえは普通の人生を歩める」
「そのために、私があなたから離れることになっても?」
 ジェニーは言葉が続かなかった。王の手を見つめ、そこから顔を上げられなかった。もう、涙を止める努力すら、しようとも思えなかった。
 王は小さなため息を何回かついた後、ようやく、声を絞り出すようにして言った。
「俺はおまえを離したくはない」
「じゃあ、なぜ! 私だってあなたから離れたくない!」
「分かっておる! されど、おまえが俺を必要としても、俺は常におまえの側に駆けつけられるとは限らぬ! おまえの命が懸かっておろうと、俺はそのために国を危険に晒すことはできぬ、見て見ぬ振りをすることもあろう!」
 王はジェニーの涙で濡れた目を間近からのぞきこみ、大きく息を吐いた。
「ジェニー、俺には国内外で敵が多い。数年前に大幅な領土拡大をして以来、かつてのおまえのように戦で親・兄弟を失くし、俺に仇討ちを試みる者が少なくない。俺は、常に暗殺の危険につきまとわれておる。
 一連の戦が残虐で、行き過ぎな面があったことは認めよう。俺の幼稚さゆえの侵略行為を正当化する気はないが、俺は、その全てを後悔しておるわけではない。無論、多少の罪悪感はあるが、国土は広がり、国は全般的に豊かになったのだ、俺はその結果を歓迎する。
 ジェニー、おまえなら想像できようが、家や家族を突然奪われた者たちから、悲しみや恨みはなかなか消えぬ。その恨みつらみは、国の王である俺に集中する。だが、王である俺がその一人一人に自ら頭を下げ、謝罪して歩くことはできぬのだ。俺はむしろ、彼らの拠り所を一方的に制圧した者として、彼らの住む地を潤すことで謝罪の代わりとするしかない。今や、併合された地域でもヴィレールの統治下で逆に安定したところも多いはずだ。
 されど、その思いが通じるとは限らぬ。いや、通じぬ場合が多いからこそ、俺は今後も命を狙われ続ける。それは俺の過去の代償であり、この国の王に生まれた宿命だが、それをおまえが……ともに背負う必要はない」
 彼は王として国と国の民に尽くし、責任を全うする覚悟でいるのだ。彼はどこまでも王として生きようとしている。そして、そんな姿勢を貫く彼を、ジェニーはどうして嫌いになれようか。
 だが、ジェニーが側にいることは王の負担になるのだろうか? かつて、ジェニーが王とともに兄の仇となろうと思ったのは、一時の気の迷いではない。ジェニーは彼と一緒にいたいだけだ。それが、どんなときでも。

 王がジェニーの両手を握る。ジェニーが胸を詰まらせながら顔を上げると、彼が、晴れやかな笑顔に変わった。
「おまえの寝顔を見ながら、俺は思った。俺にはいつでもおまえが必要だ、だが、そのためだけに、おまえに死と隣り合わせの人生を強いるのか? 俺が王であり、おまえがここにおる限り、おまえは俺の代わりに狙われることもあろう。今回は敵の目を欺けたとしても、俺はそれをいつまで阻止しきれるか分からぬ。ジェニー、俺はおまえが……フィリップでもケインのもとでも、それがどこであれ、生きてさえおればよい」
「そんなことを言うなんて、ずるい……!」
 でも、王がジェニーを遠ざける目的でそんな言葉を使ったのではないことくらい、ジェニーには分かっていた。彼がめったに表に出さない、彼の心の奥底にある本当の気持ちだ。王の想いはなんて深いのだろう。
 そしてジェニーは、王の心変わりを疑って自分の身を一心に心配していた間、彼がジェニーから皆の注意をそらそうと心を砕いていた、ということも気づいた。ジェニーは、彼に自分が心配されているかどうかしか考えず、彼の心にまで思いを馳せなかった。なんて自分勝手で考え足らずだったのだろう。繊細な彼は、事件に傷つき、苦悩していたのに。
 ジェニーは涙を飲み、王の肩に頭をつけた。
「私はどこにも行かない」
 ジェニー、と王がジェニーの肩を揺り動かす。「俺の望みは言うたはずだ。おまえはここを去り、フィリップのもとで安泰に生きろ」
「ただ呼吸をするのが生きることなら、それもいいかもしれない。でも、私の望みも聞いて。私はここであなたと生きたいの。あなたの声を聞いて、一緒に笑いたい。あなたが王として守りたいと思うものは、私も一緒に守っていきたいと思う」
「ここにおるのは危険だと言うたであろう! 俺の話を聞いておらぬのか!」
「聞いてるわ! でも、あなたの話は私が死ぬことが前提なんだもの、素直に聞き入れられるわけないじゃない!」
「おまえを心配しておるのが分からぬのか!」
「心配しすぎよ! 私はそんなに簡単には死なないって、あなたはよく言ってるわ!」
 王が口惜しそうに目を剥いた後、小さく呻く。
「俺は、おまえを死なせたくないだけだ」
「私は死なないし、どこにも行かない」
「なんと頑固な……」
 ジェニーは、王が呆れて口を押さえる姿を見上げた。
「私は、あなたが王としてどう生きて、何を成し遂げるのかを見たいの。命を狙われるのがその代償なら、私はそれを運命として受け入れる」
 王がジェニーの顔をまじまじと見つめ、深く重いため息をつく。
「……おまえがともに背負う必要はないと、言うたであろう?」
 ジェニーは王の瞳を見つめた。
「必要はなくても、背負うかどうかは私が決める。私は、それを背負いたいだけだから」
 王の唇から熱い息が震えて漏れた。しっとりとした彼の唇を目にすると、ジェニーにあの奇妙な興奮が再び舞い戻ってくる。
 ジェニーが体を寄せると、王はジェニーの肩から手を放し、寝台に手をついた。彼は呆れたように頭を左右に振っているが、ジェニーから隠すようにそむける彼の瞳が、白い光でにじんでいる。
「私はあなたといつまでも一緒にいる。どこにも行かないわ」 
 王の肩がわずかに揺れた。
「……愚かな女」
 その呟きは、王がジェニーの反論を受け入れたという返事にほかならない。ジェニーは笑った。


「ゴーティス王」ジェニーの呼びかけに、王が顔を上げる。
 王は、ジェニーが顔を近づけて唇を寄せると、潤んだ瞳を静かに閉じた。彼のかすかに震える睫毛を見て、いつになく、ジェニーの鼓動が激しく胸を打つ。ジェニーは王の唇に自分のそれを軽く押し付けた。
「……ジェニー?」
 王が目を開けたのは、ジェニーが彼の顔を手で支え、その唇に深く入り込もうとしたからだ。ジェニーが荒くなった自らの息づかいに驚いていると、彼が怪訝そうにジェニーを見つめた。
 王の瞳に誘われたのか、ジェニーの意思で動いたのか――。
「ジェニー?」
 王の戸惑った視線を感じながら、ジェニーは毛布を蹴り、彼の膝をまたぐ。王はあきらかに驚いていたが、彼はジェニーにのしかかられた重みで後ろへ倒れかかった上半身を保ち、残った片手をジェニーの腰にまわした。
「急にどうした」
 そう訊かれても、ジェニーにも自分の行動は説明できない。
「わからない」
 ただ、王の温かい体に触れたいだけだ。触れれば触れるだけ、ジェニーはきっと、彼に近づける。
 ジェニーの指が顔を這い、唇が彼の顔に近づく。王はジェニーの瞳を見つめ、とっておきの秘密を打ち明けるように囁いた。
「おまえに襲われる日が来ようとは」
 ジェニーの腰にあった王の手が、背中を滑り上がっていく。寝服越しでも、ジェニーは王の五本指が作る軌跡全てを意識する。彼の指がなぞった線に沿って、ジェニーの背に熱い何かが溶け出していくようだ。
(――蝋の翼だ)
 王の吐息を唇の間に感じながら、ジェニーは思った。それは、ジェニーの伸ばす手が太陽に届くまで、ジェニーを空高く羽ばたかせてくれるもの。
 ジェニーは王の体に寄りかかり、二人は寝台の上に倒れた。彼の肌は熱く、その体温を感じれば、ジェニーの背に生えたばかりの蝋の翼は溶けてなくなってしまいそうだ。
 王が手を広げ、ジェニーは、彼の首から肩にかけての筋肉に手で触れた。ほどけたジェニーの髪が王の胸に落ち、それをたどって、彼の手がジェニーの首の後ろにまわる。やはり彼の手も熱く、ジェニーは、彼と接した部分から体が溶けていくのを感じ、焦った。
「あなたの近くに行きたい」
 王の唇の前でジェニーが言うと、彼が、一度は閉じた瞳を開いた。
「おまえはいつでも俺の近くにおる」
「そうじゃなくて、もっと、近くに……」

 何度それを掴みかけ、逃したことだろう。
 夜に昇る太陽にあと少しという高さまで迫りながらも、ジェニーの手は届かなかった。王がくれた蝋の翼は溶け始め、液体に変わろうとしている。消え失せてしまうのも、もう時間の問題だ。
 ついに手に触れた念願の感触に、ジェニーが歓喜の叫び声を上げながら目を開けると、その真上にはゴーティス王がいた。ジェニーの手が捕らえたのは、太陽より白く光り輝く彼の髪だ。ジェニーが感じていた熱い液体は、ジェニーが流した涙であり、王の体から滴る汗だった。
「ゴーティス王……」
 ジェニーの声は枯れていた。王はジェニーに髪をつかませたままで顔を寄せ、ジェニーが見つめると、陽光の中に浮かぶ小さな二つの星空をジェニーに向ける。
「俺はここにおる、ジェニー」
 最初、王が何のつもりで言ったのか、ジェニーには理解できなかった。それを察したのか、彼は腕に抱えたジェニーの膝に口をつけ、再び顔を近づけて、言った。
「俺はおまえと共におる」
 ジェニーは感動にあえぎ、王の唇を引き寄せた。彼を引き入れれば、ジェニーは彼に限りなく近づけるような気がする。
 ジェニーの体は焼けるほど熱く、自分の吐息で喉が焼ける。降り注ぐ光の眩しさにジェニーの目がくらむ。ジェニーの目指す太陽が近づいているのだ。
 でも大丈夫だ、翼が完全に溶けて天から堕ちてしまう前に、ジェニーはきっと白金の太陽に到達できる。ジェニーが近づけば、王はその熱をゆるめ、天上から手を差し伸べてくれるだろう。
 王の声は熱い吐息と混じり、ジェニーの耳元で名を囁く。
「ゴーティス王……」
 目の前が一段と眩しくなって、ジェニーは手を伸ばした。その手を王につかまれ、ジェニーは、目もくらむような生の世界へと引き上げられる。


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