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1.出口のない森

2009.05.10  *Edit 

 父であるラニス公が一年半ほど前に突然亡くなり、その死を嘆き悲しむ暇もないうちに、フィリップはその爵位を継いだ。喪に服していた一年間はあっけないほどに早く過ぎ去り、それが明けたかと思うと、今度は、ヴィレールとカローニャの同盟成立という事態が彼を待ち受けていた。
 同盟の成立、つまり、カローニャの王女とゴーティス王の婚儀から、半年となる。王夫妻との再会を一週間後に控え、フィリップは、二人を迎える準備の最終確認に余念がなかった。
 二人の訪問に備え、一ヶ月前から、フィリップは二人を迎える準備に明け暮れている。王は以前ほど激昂する事態はあまりない、と聞いてはいたが、どんな些細なことが彼の気に障るかわからない。また、王妃にいたっては、今回が彼らの地への初の訪問となる。フィリップの熱が入るのも当然だ。
 庭園を見ながらフィリップが考え事をしていると、黄緑の葉が目立つ垣根に沿って、妻ヴィヴィエンヌが一人で歩いてきた。ゆったりとした足取りで、微笑みを絶やさず、彼女は近づいてくる。朝にしてはやけに上機嫌な彼女の様子に、フィリップは、彼女が昨夜も友人たちと宴をしたのだろう、と想像をつけた。
 王夫妻を迎える準備で皆が飛び回っているのに、この時期に宴を開くのはあまり感心できることではない。フィリップとしても賛同しがたいのだが、妻の相手をする時間のない彼は、彼女の行動に目をつぶることにしていた。それで妻が多少はめを外したとしても、退屈を嫌う彼女が多忙な皆の邪魔をしないのなら、その方が都合がよい。彼女の催す宴は少人数であり、使用人の手をそれほど煩わせはしない。
 彼女が夫を見つけ、機嫌よさそうににっこりと笑った。フィリップも、反射的に妻に笑い返す。
「フィリップ様」
 彼女が丁寧な呼び方をするときは、彼女に何らかの思惑がある。彼女の笑顔を慎重に観察しながら、フィリップは彼女に返事をした。
「おはよう、ヴィヴィ」
 彼女の頬に唇をつけながら、フィリップは、彼女がほんの少しだけ酒の匂いをまとわせていることに気づく。それが、昨夜からの酒か、朝の酒かを確かめる気は毛頭ないが。
「気持ちのよい朝ね。私、今日は朝から気分がいいの。ねえ、少し歩きませんこと?」
「ああ、そうしよう」
 フィリップは彼女に腕を突き出した。彼女が、そこに自分の腕をからめる。

 今日は朝から爽やかな陽気だった。最近は天気の崩れる日が少なくなり、晴れ間ののぞく確率が多い。この頃の天気のように、王夫妻の滞在が平穏に過ぎることを、フィリップは願わずにいられない。
「王をお迎えする準備は、順調?」
 ヴィヴィエンヌが眩しそうに空を見上げた。
「そうだな。小城の庭の手入れが終われば、準備万端だ」
「そう。それはよかったわ」
 彼女がにっこりと笑う。
 フィリップは、彼が取り仕切っている準備に、妻が関心を払っているとは思っていない。彼女は、今のこのときまで、夫が進める準備作業について口にのぼらせたことはない。
 しかしフィリップは、彼女が王夫妻の訪問を気にしていることは知っている。気にする、というより、彼女は、王と間近に接する機会を心待ちにしている。フィリップは口に出してこそ言わないが、彼女の関心が美しいゴーティス王一人に向いていることを、よくわかっているつもりだ。
 子どもを二人産んでもなお、なまめかしい色気を放つ彼女を見ていると、彼女がフィリップに笑いかけた。
「ところで――ご存知でいらっしゃいました? あのモーリス、ほら、北の森の向こうにある農園の管理人モーリスのこと」
 新しい玩具を手に入れた子どものように、彼女が意気揚々と言う。
「皆の噂を知っておりまして? 彼に、やっと再婚の兆しが見えてきたそうですわ。既に自宅に女を住まわせているとかで……。彼、前妻にはかなり苦しめられましたものね。もうそろそろ、彼も幸せになってもよい頃ですわ。ね、そう思いません?」
 モーリスはフィリップが少年時代から所有している農園の管理人で、彼との交流は深い。それを知っている彼女は、フィリップからもっと詳しい情報を引きずりだしたいのだ。フィリップの背中に、一筋の汗が流れた。
 なにも、こんなときに。
 フィリップは、その話題にふれたくなかった。彼は、切り出された話題への衝撃と焦りをひた隠し、彼女の興味津々の瞳を見つめた。
「モーリスにそんなことが? ……知らなかったな。それが本当なら、喜ばしいことじゃないか」
 フィリップは嘘をつくのが得意ではない。
 その重い口調で、彼の妻は何かを感じたらしかった。ふっくらとした彼女の唇が不快そうに尖る。
「あら――いやだわ、フィリップ様ったらご存知だったのね? モーリスのことなら、私だって知らない仲ではないのに。どうして教えてくださらなかったの? そりゃあ、ええ、使用人のことだから……私がそこまで関心を持つわけではないけれど。だけど、そんなふうに、私に隠し立てをしなくても良いではありませんか」
「隠し立てとはひどい言い方だな。彼の個人的な事情なんて、今聞くまで本当に知らなかったよ。いくら交流があるといっても、私だって、彼の生活全てを把握してやしないよ」
 彼はいつものように穏やかに微笑もうとした。だが、彼女は納得せず、顔をくもらせたままだ。
「本当に? だって、よく彼の元へおいでになっていたじゃありませんか。だから、絶対にご存知だと思ったのに」
「……考えすぎだよ、きみは」
 フィリップは妻をなだめるように笑い、庭園の端に目をやった。そうなの、と呟くように言った彼女が、フィリップに絡めた腕にぎゅっと力をこめる。
「じゃあ、フィリップ様? 今度、彼の館に訪問するとき、私も同行させてくださいな。彼とはしばらくお話をしていませんもの、ぜひ会いたいわ」
 ほんの一瞬だがフィリップは考え込み、しかしすぐに、彼女に頷いた。
「そうだな。でも、しばらく行く予定はないから……彼が城に来たら、きみをぜひ呼ぶことにしよう」
 すると、彼女がフィリップの手を離し、にっこりと大きく笑った。
「ええ……そうね。そうしてくださると嬉しいわ」
 それから、彼女はフィリップにくるりと背を向けた。

  ◇  ◇

 王夫妻を迎えてから四日目の朝、弟や妻とともに二人の滞在する小城を訪ねたフィリップは、王妃の沈んだ顔にすぐに気づいた。フィリップたち訪問者にできるだけ愛想よく挨拶をしているつもりらしいが、頬に笑顔がのりきらない。もとより彼女はおとなしそうだが、何かの思いを心にため、我慢しているように見える。ゴーティス王が元気そうなのとは対照的だ。
 フィリップの妻が王と嬉しそうにはしゃぐ姿を後にし、フィリップは、広間前の廊下にいたサンジェルマンを見つけて足を止めた。彼はフィリップの知らない黒髪の男と立ち話をしていたが、フィリップに気がつくと、静かに頭を下げた。
「サンジェルマン、少しいいか?」
 フィリップが声をかけると、彼が近寄るより先に、サンジェルマンの方が早く歩み寄ってきた。少し心配そうに眉をひそめて。
「ラニス公、王のことで何か……?」
「いや。王には今そこでお会いしたが、お元気そうだった。こちらで、何か不自由はないか?」
「ああ、それでしたら」サンジェルマンが、表情を明るくさせて笑った。「ラニス公のご配慮のおかげで、王は何不自由なくお過ごしになっておりますよ。昨日も、北の森の手前まで馬で行かれたそうで――緑豊かなこの環境に満足なさっているご様子です。日頃のご公務から解放され、この滞在が良い気分転換になっておられるようですよ」
「そうか。それを聞いて、安心した」
 フィリップは後ろを振り返り、そこから見えるはずもない王の姿を思い浮かべた。
「今日の狩りは東の森でしたね? 王も初日から楽しみにしておいででしたよ。今日は、ジェラール様の腕の見せ所ですね」
「ああ。今日は、ジェラールもめずらしく張り切っている」
 サンジェルマンの笑みにあわせて、フィリップも笑う。だが、サンジェルマンのその笑みが不意に翳った。
「……どうされたのです、ラニス公? 何かほかに、気になることでもおありですか?」
 サンジェルマンの瞳がフィリップの背後をさっと巡り、すぐさま彼に戻ってくる。王の様子を日頃から細かく観察しているだけあって、サンジェルマンは些細な変調を鋭く見抜く。フィリップは、口が堅く、人々の信用に厚い彼に視線を返した。
「あるといえば……あるな。たとえば、王妃様のご様子だが――」
 フィリップが水を向けると、サンジェルマンは、大したことではない、というように軽く頷いた。
「少しお疲れになっている、と聞いております」
 夫ゴーティス王と接することで疲れているのだろう、と口まで出かかったのを飲み込み、フィリップは同意を示した。
「旅のお疲れが出たのかもしれないな。王妃様に何かご入用な物はないか? 私としても、我らが国を担っていく王妃様にはできるだけのことをしてさしあげたい」
 サンジェルマンは数秒間だけ彼をじっと見たが、そのうち、柔和なその顔に微笑みを宿らせた。
「ラニス公には既に十分にして頂いているとは思いますが――そうですね、私からも王妃様に確認してみましょう。王妃様には、なるべく快適にお過ごしいただかなくては」
 
 フィリップが王のいる場に戻ると、妻が王妃の隣に陣取り、何やら一方的に話しかけていた。妻がまた、くだらない噂話を延々と聞かせているのだ。王妃は彼女の剣幕にひるんでいるようだったが、あくまで行儀よく、話に付き合っている。
 フィリップは妻をそこからつまみ出したい気分になったが、王妃が隣にいる王に関心を向けたくなさそうだと勘付いて、その考えを捨てた。皆の噂どおり、王夫妻の仲はぎくしゃくしているらしい。
 王がフィリップとサンジェルマンに気づいて、眉を上げた。「いつでも出発できるぞ、フィリップ」
 彼らの馬が用意され、護衛たちも近くで控えている。フィリップが下男たちに合図を送ると、数頭の馬が曳かれてきた。
「ねえ、あなた」
 普段とは似ても似つかない甘えた声で妻に呼ばれ、フィリップは何ごとかと驚いて振り返った。彼女が、王妃の細い腕をその手に携え、いつになく可憐な笑顔でフィリップを見つめている。
「私たち、こちらで皆様の帰りをお待ちすることにしましたわ。狩りは、殿方だけでお楽しみくださいな。本当は私たちも森まで同行するつもりでしたけれど……王妃様とご一緒する機会なんて、めったにありませんもの。私たち女同士、ゆっくりと楽しませていただきますわ」
 フィリップは二重に驚いて王妃を見、その後に王を思わず見た。王はフィリップと目を合わせはしたものの、何も反応せず、二人の女の方に視線を移す。
「それは――王妃様がそうお望みなら構わないだろうが……。ヴィヴィ、王妃様は王の勇姿をご覧になりたいのではないか?」
 フィリップの横で、王が、くすっと小さく笑った。
「我が妃殿は、狩りなどという野蛮な行為をその目で見るのがお嫌らしい。旅の疲れも少々出ておるようで、今日は、公妃のご厚意に甘えさせてもらうそうだ。よかったな、妃殿? 女同士、男の俺とはできぬ話も存分にできよう。フィリップ、おまえの妻を、しばしの間借り受けるぞ」
 フィリップの妻に代わって答えた王は、しかし、彼の名を呼びかけながらも、視線を彼の妻に向けていた。対する彼女は媚びた目で王を見上げ、まるで男を寝床に誘う娼婦のようだ。二人は視線を合わせ、微笑みを共有している。それが夫のいる前で図々しくも繰り広げられたことに、フィリップは、妻に怒るとともに気恥ずかしくなった。
(これだから、王夫妻を居城に滞在させることは避けたのだ。同じ屋根の下にいれば、妻は隙を見てきっと王に言い寄り、王は従兄弟の妻だからという理由だけで、その誘いを拒みはしない)
 フィリップが王妃を見ると、彼女は両目を張り、不愉快な光景から目を逸らすように地面を見つめていた。十四かそこらの少女でも、彼らの間に交わされる視線の意味は分かるはずだ。分かっていながらその屈辱に耐える幼い妻は、他人の目から見ても哀れだ。
 彼女は、フィリップの妻と行動を共にすることを望んでいるようでもなかった。ただ、理由はともかく、彼女は、夫の王と距離を置きたがっているように感じられた。
「……夕方の早いうちには帰ってくる。それまで、王妃様を頼んだぞ」
 フィリップが仕方なく口を開くと、妻が満足そうに唇の両端を上げた。
「もちろんですわ。心置きなく、狩りを楽しんでいらっしゃいませ」
 妻を残していくことには不安だらけだ。だとしても、王妃本人が同意しているのだから、フィリップには口をつぐむしかない。
 一行の前に連れてこられた馬に軽々と乗り、出発するぞ、と王がフィリップをけしかけた。その後方では、ジェラールも既に馬上の人物となっており、サンジェルマンも馬の鐙(あぶみ)に片足を掛けているところだった。
「行ってらっしゃいませ!」
 王妃の隣で、妻が明るい声を張り上げた。とびっきりの笑顔をたたえているが、それはゴーティス王だけのために作られたものだ、とフィリップは一目で判断した。妻のあけすけな言動に、フィリップは落胆した。

「良い妻を持って幸せだな、フィリップ」
 彼らを見送る妻たちに手を振り、馬を進め始めて、王が意味深な笑みを見せた。
「美しいことはもちろんだが……明るくて、気が利く」
 王は機嫌がよさそうで、くすくすと笑っている。王の言葉がどこまで本気かは判断がつかなかったが、フィリップは王に曖昧に微笑んだ。妻の本性をわざわざ告げるために王の言葉を否定し、彼の機嫌を損ねる気はない。
「――のう、ジェラール、おまえも早う結婚したくなったであろう?」
「……え?」
 ジェラールはサンジェルマンとのんびりとした会話を楽しんでいたらしく、突然に王の注目を浴び、フィリップの隣で身をすくめた。王がそれを見て、軽い笑い声をあげた。
「おまえは今年いくつになる? たしか、俺より年上ではなかったか? 相手に困るのならば、俺がいつでも見つけてやるぞ」
 王のからかい気味の口調に、心ない近衛兵たちの顔にかすかな嘲笑がのぼった。ジェラールが誰に対しても強気になれず、女性にも怖気づく性格なのは有名な事実だ。フィリップは、弟が王の発言にまた傷ついたのではないかと心配して、彼をそっとうかがった。
 王がにやにやと笑いながら、さらに彼を揶揄する。
「どんな女がよい? 豊満な体を持った女が好みか? それとも――」
「いいえ、結構です、私には相手が……! あ……まだ結婚は……わ、わかりませんが……」
 弟が王に反論したのは、フィリップが知る中ではこれが初めてだ。フィリップが驚愕してジェラールを見ると、めずらしく、ジェラールは気分を害した表情を前面に出している。彼がそんな反応を王に示すとは、フィリップは夢にも考えなかった。
 そして、ジェラールに反撃された王は、唖然としていた。何かを思案するようにゆっくりと口を閉じ、ジェラールを目で探り始める。王の瞳がジェラールを捕らえるのを見ると、フィリップは底知れない恐怖を感じた。背中を、むずむずとした焦燥感が走り抜けていく。
「――おまえに恋人がいたとは」
 少しして王が放った声に、フィリップは戦慄した。
 別の話題をふって注意を転換することも、フィリップの頭をよぎった。しかし、王は話の腰を折られることをとても嫌う。そんなことを、できるはずもない。そして、ジェラールがいくら注意して王の追及をかわそうとしたところで、ジェラールの完敗は目に見えている。ジェラールは、王の追及にまともに対応できるほど、強くはない。
 フィリップは、必要とあれば、王の質問をジェラールの代わりに全て受けて立つつもりでいた。無意識のうち、ジェラールは、王の欲しがる情報をやすやすと与えてしまう。王に答えることで、ジェラール当人も知らない事実を暴露してしまう可能性がある。
 ジェラールは良くも悪くも純粋だ。それによって深く傷つくジェラールを、フィリップは見たくない。
「……恋人、というか……」
 消え入りそうなジェラールの呟きに、王が忍び笑いをする。
 ところが、なぜか――王はジェラールに何の質問も浴びせなかった。フィリップが見たところ、ジェラールの恋に興味は失っていないようだったが、獲物を狙うときのように、王が目を輝かせることはない。
「では――せいぜい、その女を大事にすることだな」
 王がちらりとフィリップを見て、含み笑いをした。その瞳は、フィリップのためにジェラールへの追及をあきらめた、と告げているかのようだった。
 結局、それ以降、王はジェラールの恋の話については一言も言及しなかった。


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楽しみにしてました~ 

りゅうさん、第二部開始ですね~!
この日を楽しみにしてましたよ!^^

GW明けから更新開始と言ってらっしゃったので、
今日来てみて、早速読ませて頂きましたvv
これからの展開が楽しみです♪

また寄らせて頂きます~(^ω^)

Re: 楽しみにしてました~ 

>かも子さん

ご訪問ありがとうございますー。
予定どおりに、再開できましたよー。

早速、第二部を読んでいただいたようで、ありがとうございました。
今後もいろんな展開が待っていると思いますんで、気長にお付き合いいただけたらなーと思ってます。

予定としては、週1をめどに更新していくつもりです。
またいつでもお寄りください♪
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