トワイライト・ノベル

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2009.07.26【 2.決意

  ジェニーは今、ヴィスコンデール郊外にあるベアール家の館にいる。ここに来ることとなった経緯を考えると、ジェニーはゴーティス王の身勝手さに腹が立ち、自分の無力を思って、口惜しくてたまらない。 カミーユはまだ一歳を超えたばかりで、まだまだ母親を必要としている。カミーユに王族の血が半分流れているからといって、なぜ王城に入れる必要があるのだろう? 王城にいれば完璧に世話をしてもらえると言うが、そんな幼い子...全文を読む


2009.07.19【 2.決意

  ジェニーを迎えにラニス公地に発つ前日、サンジェルマンは女官長、侍従長とともに、ある一室で王妃の到着を待っていた。 王夫妻が旅から帰宅して、まだ一週間だ。 ラニス公地でジェニーを偶然に発見するという劇的な出来事が影響してか、王はここ最近、ずっと穏やかな面持ちだ。彼が王妃を見るとき、その顔に常に浮かんでいた苛立ちが、いつのまにか消え去っている。ところが、一方の王妃は、以前にもまして王に怯えた態度で接...全文を読む


2009.07.12【 2.決意

  ラニス公本城の庭園は、ちょうど春の装いに変わりつつあり、白やピンクといった淡い色の花が咲き乱れていた。山から下りてくる空気は涼やかで、朝の空気はまた特別に心地よい。ジェニーがここに来て既に一週間、今朝も、彼女は屋内で召使たちに構われるのを厭い、庭園をあてもなく歩いていた。毎日庭に来るジェニーの姿に見慣れた庭師たちが、作業の手を休め、口々に挨拶をする。ジェニーも挨拶を返す。彼らの誰もがにこやかに接...全文を読む


2009.07.05【 2.決意

  ラニス公地での滞在最後の夜、フィリップが主催する宴が終わる時点でも、サンジェルマンはまだ戻ってこなかった。ゴーティスは席から立ち上がりざま、出入口をさりげなく振り返ってみたが、開いた扉の向こう側の廊下には、行き来する使用人たちしか見えなかった。サンジェルマンも、彼の部下らしき者の姿もない。 彼がゴーティスに命じられた任務を終えて帰るには、少し時間がかかっているようにも思える。 男児を抹殺するのに...全文を読む


 

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プロフィール

蒼井りゅう

Author:蒼井りゅう
気の向くままに、主に恋愛小説を書いています。
毎日の音楽、気ままな旅、気のおけない友人たちとの楽しいひととき、美味しいゴハンが創作活動のもと!

好きな作家:山田詠美、群ようこ、星新一、ジョアン・フルーク、ロバート・パーカー、ジェフリー・アーチャー、ジェイン・オースティン、オスカー・ワイルド

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